utsurogi

空木(うつろぎ=中が空っぽ)ながら、多岐多様に詰め込んで勝手なことを吐き出して…。

マイスタイル

 私はB型である。

 世間一般では「マイペースな性格」と思われている血液型。

 自分の場合、まさしくそう。
 でもそれが血液型によるものだけでは当然なくて、他の色々な要素も含めた上で最終的に、やはり「マイペース」の方に分類されると思っている。

 

 「マイペース」でもあるが、もっと言えば「マイスタイル」。
 さらに頑固、偏屈、その他多数のどちらかと言えばネガティブなイメージのある性質を持っていることもかなり自認している。所謂“変わり者”である。そして、この性質は年をとるごとに強くもなっていると思う。

 

 で、最近、この「マイペース」「マイスタイル」が悉く阻まれ、少しストレスを感じているという話である。

 

 

 

 今、私は新しい職場で研修中。朝は早朝から、今までずっと続けている仕事を数時間やっている。ということで日頃はほとんど自分の時間は無い。あるのは休みの日くらい。でも、その休みの日もこれまでに築き上げてしまった負の遺産をまず清算していかなければいけないという重要な用事が本来はあって、本当にフリーな時間というのは、本来は無い。(でも、現実逃避的にPC弄ったり、ツイッター原発問題を勉強したり、脱線しまくりでもう今日まで来てしまっているけれど…)

 尚且つ、どうしても体が休息を求めて、日中のお経の様な講義についつい瞼を閉じてしまい、新しい知識も、覚えることもできない時間が続いていて、私の中ではあるところで研修時間が止まったままも同然状態。

 だから、本当なら、ごく限られた僅かな時間に集中して勉強(復習)して、他の人から後れを取っている部分を挽回して、やっと追いついて、で、また瞼を閉じて後れを取って、また自習して追いついて……というのをやろうと、それをやらないことには“人並み”になれないことは十分認識しているので、当然のようにそういう勉強方法を取っていきたいと思っていた。

 というよりも、もともと私は“ゆっくり、落ち着いて”が全てに於ける基本姿勢、モットーなので、慌てて、適当に、お座なりに、その場を取り繕えればOK…のような行動が基本的に苦手、好きではない。

 だから、たとえ“瞼を開けていても”、やはり家で時間が取れる時にゆっくり集中的に自分の納得、満足できるところまで勉強したいと思うのだけれど、今は“瞼を閉じていた”間の分を取り戻すことが重要で、自分の(勉強の)ために、自分のやりやすい、支障の無い方法で(ゆっくり、後で、落ち着いて、集中的に)やるしか、他の人と同じラインに立つことはできないと思っていて、それがしたかったし、それをするつもりだったが、見事に阻止されてしまった。

 社外秘。持ち出し厳禁。

 唯一持ち出し可能な資料には、瞼を閉じた間に進められていた内容が、全く載っていない。

 もうお手上げ。

 かくして、他の人との差はどんどん広がり、私はあるところで停止状態。黙ってこっそり持って帰るしかないという悪い考えがもたげても、小心者でバカ正直というやっかいな性質もまた自分の特徴的な性格として認識しているが、それが大きな壁となって、なかなか一歩を踏み出せず、グッと不満を胸に押さえ込んだまま帰路についている毎日…。

 要するに、ちゃんと真面目に取り組んでいくために、私は、自分の生活スタイル、都合、事情を考えて勉強したいのだが、その勉強をさせてもらえないという状態。

 それが結局、負の連鎖、負を呼び寄せ合って、どんどん悪方向へ進んでいっていると思う。

 私の不器用さは他にも影響を及ぼしている。

 一つ気になることがあると、それをクリアするまで他のことが頭に入らない、忘れる…というのがあり、もろにそれによる弊害でテストに落ちた。

 “瞼を閉じていた”間に進んだ部分が、どうやら頻繁に遭遇する事象であるため、そこは抑えておこうと思い、直前に必死になって、追いつくためにまず読んで、理解して、整理して、また読みながら頭に入れていって、最終的に自分用の資料を作って…としていて、それで目一杯準備時間を使い果たした。そのおかげでほぼろくに頭に入っていなかったことが人並みには頭に入った状態にはなったのだが、反面、今までやってきたことがすっかりなおざりになってしまい、予行演習ではミスの続発。

 いつもは、今まではやってこれていたこと、ミスのなかったことができないというか、出来るはずなのに、意識がほとんどそちらに向いていない為に、まだ完全には体に染み付いていない為に、すっぽり抜け落ちてしまうというか…、まぁ、そんな感じであった。

 で、予行演習でそれを実感したのなら、そこにも注意して臨めばよかったものを、それでも私はやはり、直前にした即席勉強で詰め込んだ部分を何とかやり抜くことにほぼ全神経を集中してしまい、予行演習でミスした今まではできていた部分のことを意識外に追いやってしまっていて、まぁ、予行演習と全く同じことをそのまましてしまったという結末。

 しかしながら、おかげさまで即席勉強したところは、ほぼ完璧にできたようでお褒めの言葉を頂戴した。あちらはまさか直前にやったとは思っていないだろうけれど。

 ということで、あちらの評価は事実部分としては全く異論は無いのだけれど、その原因を含めた講評に関しては全く同意していない。なぜこの結果になったかという理由はちゃんと自分で分かっているし、そうなった経緯はあちらには想像できていないし、だから、単純に「苦手ですね」という評には結びつかないのである。

 

 まぁ、そんなこんなで色々あって、再チャレンジをさせてもらうわけだが、今度は最初から最後まで神経を集中させて取り組まなければ、また落ちちゃうよ、という話。

 尚且つ、落ちた原因の一つには、それまで、わざわざ先輩さんが演習のお手伝いをしてくださっているのにも関わらず、あまり重要視されていなかったのか、殆ど突っ込まずに流されていた部分ということもあり、事前の練習をほぼ行っていなかった部分でもある。「なんだ、それならもっとここも強調してやってくれたらよかったのに…」と思ったりした。自分独自の勉強をさせてもらえず、演習をほぼ強制的にさせられていたのだから尚更そう思った。わざわざしていたのに、重要ポイントをスルーしていたとは…と。

 

 ま、今日もひと仕事終わって、次の仕事(研修)まで時間調整している間に復習、予習を念を入れてしないとね、ということで。

 

 あーあ、がんばろう。

 辞めさせられないようにw。