utsurogi

空木(うつろぎ=中が空っぽ)ながら、多岐多様に詰め込んで勝手なことを吐き出して…。

人望

なんだろう。

私は色々と非科学的なことでも信じていることがあるが、
“類は友を呼ぶ”というのは不可思議な絶対的真実だと思っている。

そこから考えると、私自身が今、最高潮にダメ人間なのかと思いたくなるほど、このところ周囲の人間にろくな人間がいないと痛感している。

 

 

私は人の上に立てるほどの実力、能力、実績、経験も無く、そうした立場に置かれそうな環境にも属しない平々凡々なただの労働者だけれど、巷には星の数ほどの“上司”“上役”“上席”などの立場にいる人間が存在する。
一チームのリーダーだってそうだ。

私は自ら自分をそういう立場に置かれないように避けている部分もある。
それは自分がまだまだ“人の上に立てるような成熟した人間ではなく「未熟者」である”という自覚を持っているから。

そうやすやすと人の上に立てる人間は存在しないと思っている。
でも、組織の都合上、まぁ、順番だとか、年数だとかいう理由やら特段阻害する事情が無ければ皆順当に“人の上に上がっていく”(はず)。
その社会のある種の決まりごとに、近頃は違和感、不満を感じて仕方ない。

「なんでコレがこの立場にいられるの?」と不思議に思えて仕方ない人間が平気で偉そうなことを宣っている。

 

「この人間が人を評価することなんてできるのか」
「とても人の上に立てる器の人間じゃないのに…」
…etc。

 

いや、本当に現実はスゴイと思う。ビックリする。
まるで子どものような、直情的な人間がトップだったりするんだから、もう下の人間は手の打ちようがない。
我慢にも限界があるし、大目に見るのも限界があろう。

あれではあの店自体の発展も望み薄だろう。
一人でムキになっているだけの空回りだ。
本当の意味で全体を見れていない。
変に細かいところには目が行き、気が付くようだが、それは見当違いというやつである。
そして、殆どの人間が表に出さない不満を抱えていると思う。お互いに。

私もどうでもいいのはどうでもいいのだが、それでも直に接しているのでやはり気にかかるのは避けられない。

今まで、どうにか穏便に、無用な波風は立てまいと無難にやってきたつもりだが、もうなんだか本当にどうでもよくなってきてしまった。

そういう人間があっちにもこっちにも居過ぎて疲れる。

本当に…。

人の上に立つなら、そういう権限を与えられ、それが職務の一つとなったのなら、ちょっとは業務だけでなく、自分自身を、人間性を向上させる努力くらいしたらどうだ。

それが必要だということに、まず気付いてくれ。
そうでないと統率などできるはずがない。
一致団結なんて夢のまた夢。
無理や綻びが出てくるのは時間の問題。

ま、そうなったところで私の知ったことではないのだが…。

 

と、またまた不満爆発投稿になったが、
少し前からずっと気になっている人がいる。

土光敏夫さん。

これくらい謹厳実直、有言実行、厳しさの中にも人の立場に立って考えられる懐の深さと情を持った人は少ないのではないかという印象。

実はこの方に関する書物をまだ一冊も読んだことがない。
ずっと読みたいと思っているが、名言botでも十分伝わってくるものがあり、今はまだそれで何とか凌いでいる。

検察に疑いを掛けられても、その質素で実直な生活ぶりを見ただけで無罪と思わせるほどの人望。

その真面目さと実績、行動力を買われ、時の総理から臨調会の会長職を懇願されるほどの人間性。

こんな人がいたのかと初めて知った時は驚いた。

私は基本、昔気質の人間でもあるので余計に惹かれるのだと思うが、昔の偉人や今、80歳~の人で各分野でそれなりの実績を残してきた人に憧れというか一目置くというか尊敬の念を持つ傾向がある。

 

「粗にして野だが卑ではない」の石田禮助氏にも感銘を受けた。
カッコいい人である。

で、この土光さんもスゴい人だし、後、石坂泰三氏も興味があり、惹かれる。

日本の戦中、戦後を生き抜いてきた人は、やっぱりそもそも人生の厚みが違うような気がする。

 

ずーーーーーーっともう20年以上思い続けているが、現代日本は人も社会も薄っぺらくてどうしようもない、と。

 

もっと骨太の気骨ある、信念をもった気概ある人物はそこかしこに現れないものだろうかと…(無理か…)。もっと好みで言えば、愚直過ぎるくらいに誠実な人はいないものかと(もっと無理か…)、心から切望している今日この頃である。

 

あと、石橋湛山氏も畏敬する人物の一人。

 

こんなスゴい方々と一中小組織の一社員の質とを比べるのも無謀な話だが、それでもなんだかなぁ…と思うわけである。

少なくとも、私が若い頃の“上司”の中にはもう少しまともな人がいたような気がする。年上の先輩達の中にも時々信頼できる人もいた。

今はほとんど私よりも年下の人間がいっぱしの“上役”になっているが、それが何とも不甲斐ないと感じる次第。

その人間たちよりも年下で、その人間たちの下で働いている若い人たちは気の毒としか言いようが無い。

まともな手本、見本がいないんだから。

 

偉人に触れ、せめて自分は小さい人間にならないようにしたいとは思う……が。

 

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